自公連立の終焉
2025.10.16
公明党の連立離脱が、日本の政治が26年間の硬直状態から脱却する第一歩になることを期待します。
これが斎藤代表の決断ではなく、高市政権を阻止すべく、バックにいる宗教団体と中国の指示であることはバレバレです。
チャンスとみて、立憲民主党は野党勢力による連立を呼び掛け、国民民主党の玉木代表を担ごうとしています。
それを受けた格好で、玉木代表は「総理になる覚悟はある」と発言しましたが、相変わらずの口の軽さ(腰も軽いですが)に、「有頂天になってんじゃねえよ」と言いたいです。
玉木代表は優れた方ですが、国家のトップになる器量は、まだまだ半人前です。
野田代表の口車に乗ったら、政権の運営はすべて立憲民主党に奪われ裸の王様になるだけです。
慎重派の榛葉幹事長が止めて、この目論見は霧散すると思いますが、どうなるでしょうか。
そもそも、民主国家の主権は国民にあります。
今の状況下では、国民の多くは、どんな組み合わせであれ、妙な連立政権など望んでいません。
各党は頭を冷やし、各党単独の力で総選挙に臨み、国民の信を問うべきです。
その前提でいけば、21日の臨時国会での首班指名は、各党の自由投票となり、決選投票で高市氏が総理になる確率が高いでしょう。
しかし、新政権は少数与党になるので、高市氏は早い段階で衆院解散に打って出るでしょう。
その結果を今から言うのは「どうかな」と思いますが、自民は増になり、国民と参政は大幅増、維新と“れいわ”は現状維持でしょう。
ただし、国民と維新は、妙な策略に乗った場合は減となるでしょう。
一方の立憲は大幅減となり、公明、共産も減、社民党は消滅同然を予想します。
だから、立憲民主党は今のうちに数合わせの政権奪取を目論んでいるわけです。
立憲民主党は、共産党やれいわ新選組にまで結集を呼び掛けていますが、数合わせというより「数遊び」に夢中になっているようにしか見えず「嘆かわしい」としか言いようがありません。
さらに公明党にまで呼び掛けている「節操の無さ」には言葉もありません。
政局の混乱は、次の総選挙まで収まらないでしょう。
今の厳しい状況を乗り切る力があるか否か、高市氏の力量を測る良いチャンスだと思います。
もちろん厳しい道ですが、トップに就任するということは、厳しいのが当たり前です。
中小企業でさえ、新たにトップになることは大変な重荷を背負うことになります。
まして、国家のトップですから、民間企業の比ではありません。
その意味で、本当にその覚悟を決めているのが誰かを国民は見ています。
この先、どのような政権になるとしても、ひとまず国土交通大臣の椅子が国民の元に戻ることは良いことです。
自公連立時代の26年間は、平成から令和と続いた経済の停滞時期と重なります。
国家としてのインフラ整備や国土開発は、国民の生活基盤や産業活動の基盤を創り維持する大事な仕事です。
そのかじ取りが公明党に握られていたことが経済停滞の要因の一つでした。
これで、ようやく本来のインフラ整備や国土開発のスタートに立てるということです。
必ず襲来する大地震だけでなく、毎年被害を出す台風や大雨に対する備えが進まないのも国交大臣のポストが宗教勢力と中国の影響下にあったことと無縁ではありません。
次がどんな政権になろうとも、このポストは国民のためにあることを貫いて欲しいものです。

