2017年8月15日号

2017.09.01


HAL通信★[建設マネジメント情報マガジン]2017年8月15日号
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発行日:2017年8月16日(水)
いつもHAL通信をご愛読いただきましてありがとうございます。
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           2017年8月15日号の目次
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◇中国の今後(前編)
★米国は北朝鮮を攻撃するか
★侵略国家の烙印
◇韓国の歴史を学ぶ(その1)
<HAL通信アーカイブス>http://magazine.halsystem.co.jp
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こんにちは、安中眞介です。
今号は国際問題、政治問題をお送りします。
今年も8月15日が来ましたが、徐々に国民の意識は薄くなってきています。
若者の中には「何の日?」と、冗談ではなく真顔で聞く人もいます。
「核兵器のない世界」は理想でも、そんな日が来ることを信じている人はいるのでしょうか。
そんな疑問を抱いた終戦の日でした。
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┃◇中国の今後(前編)                      ┃
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中国は間もなく第19回党大会を迎えるが、今年の大会は世界から大きな注目を浴びている。
強引な経済政策と対外政策でなんとか取り繕ってはいるが、中国経済が順調でないのは明らかである。
その理由の一つがNo.1の習近平主席とNo.2の李克強首相との微妙な関係にある。
それぞれの出身母体が太子党派と共青団派という”水と油”なので当然なのだが、それ以上に習近平主席の野望の大きさが影を落としている。
例年、党大会を前にして、避暑地の北戴河で幹部と長老が一同に会する秘密会議が開かれる。
最高人事はこの秘密会議で決まると言われているので、正式の党大会以上に意味の大きな会議である。
秘密会議ではあるが、例年だと人事の情報が伝わってくるのだが、今年は全く情報が漏れてこない。
中国の知り合いによると、今年の情報統制は異常なほど厳しいということである。
習近平主席は独裁に近い政治の確立を狙っているが、長老たちがそれを阻止しようと水面下での争いが激化しているとのことである。
私は、ここで“独裁”という言葉を使ったが、悪い意味だけではない。
人口13億人の国の政治は、我々の想像を絶する。
「欧米流の民主主義では統治できない」ということは、習近平主席の反対派も同意見である。
路線の違いは、政治トップ一人を神格化する「皇帝政治」にするのか、集団指導体制の「貴族政治」にするのかだけである。
どちらが勝つにしろ、今後の中国の経済運営は困難を極める。
これまでの習近平主席の成功要因は、人民解放軍を抑えたことにある。
実際、人民解放軍の腐敗ぶりはひどいものであった。
兵隊の給与のピンハネから軍需物資の横流し、賄賂の横行など、旧ソ連軍と似たり寄ったりであった。
だから、正当な考えを持つ軍人たちは、習近平主席による軍の改革、腐敗した将軍たちの摘発を支持してきた。
しかし、その改革も、これ以上推し進めると軍の既得権益にまで手を突っ込むことになる。
果たして、それでも軍の忠誠心をつなぎとめておけるか、習近平主席といえども悩ましいところである。
次回は、中国の目論見と世界情勢をどう見ているかを解説したいと思う。
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┃★米国は北朝鮮を攻撃するか                   ┃
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北朝鮮がグアム島攻撃を示唆したことで、トランプ大統領が本気になりかけている。
慌てた金正恩は、「愚かなアメリカの行動をもう少し見守る」と述べて、発射を見送る姿勢を見せた。
さすがに、この挑発を実施すれば、米国が本気で北朝鮮攻撃に踏み切るとの気配を感じたのであろう。
次の段階の危機は、8月21日から予定されている米韓合同軍事演習にある。
米国が演習を中止することはありえず、その場合の北朝鮮の対応が気になるところである。
憶測ではあるが、それでも北朝鮮はグアム周辺へのミサイル発射は行わないと私は見ている。
実施した場合、米国が本気で攻撃に踏み切る可能性が高いからである。
つまり、グアム島への挑発でも米国が何もしないということになれば「米国は口だけだ」という認識が国際社会に定着してしまう。
米国としては、それも容認できないことなのである。
ただし、北朝鮮にもメンツがあることから、従来の延長線のようなミサイル発射を行う可能性は高い。
しかし「それならいいか」というわけにはいかない。
「米国の・・」というより「トランプ大統領の忍耐」に限界が来ているからである。
選挙で公約したことの大半は実施できず、じりじりと支持率は下がり続けている。
かと言って、国内で有効な打開策は見つからず、人事は失敗続き。
そこへ北朝鮮からの執拗な挑発である。
しかし、北朝鮮を攻撃するとしたら、中国と水面下で合意してからになるであろう。
つまり、米中戦争には発展しないという密約である。
それと、金正恩政権を倒したあとの対策は中国に任せ、米国は手を引くということである。
そうなった場合の日本への影響であるが、「まず無い」と言ってもよいであろう。
北朝鮮に反撃力が残ったとしても、韓国攻撃が精一杯で、日本への攻撃に振り向ける余裕はないと分析できるからである。
もちろん、「それならいいや」と言うわけではない。
しかし、どちらにしろ、日本に出来ることはほとんど無い。
飛んでくるかもしれないミサイルをどう撃ち落とすのか(落とせるのか、のほうが正解?)ぐらいしか出来ることは無いのである。
これは、これで残念なことであるが、この馬鹿げた猿芝居の登場人物は、金正恩にトランプ大統領、そして習近平主席の3人だけである。
舞台の端にプーチン大統領の顔が見え隠れしているが、漁夫の利を狙う役どころにしか過ぎない。
安倍首相は、観客席の最前列にはいるが、舞台には上がれないようである。
これが、この猿芝居の全貌であるが、虚しい芝居である。
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┃★侵略国家の烙印                        ┃
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憲法改正をするまでもなく、日本には自衛権がある。
これは国際的に認められている独立国家の基本権利である。
このことが憲法違反か否かを論争することは無意味である。
憲法より上位にある国際合意だからである。
ただし、戦争を起こした場合、それが自衛戦争か侵略戦争かを客観的に判断することは難しい。
例えば、敵基地を攻撃した場合でも、自国への攻撃を防ぐ自衛手段だったといえば自衛戦争となる。
線引きなど出来ないのが現実である。
ゆえに、近代において戦争を起こした国はすべて「自衛戦争だ」と言い張っている。
それは「卑怯な言い訳」ではなく、国家として当然の主張なのである。
唯一の例外が日本である。
東京裁判にかけられた東条英機たちA級戦犯は「無実」を主張した。
それでも連合国は彼らを死刑にしたが、裁くべき法律の無い中での死刑は「リンチ」に過ぎない。
実際、最後まで彼らの無罪を主張したインドのパール判事以外にも「有罪には出来ない」と考えていた判事は何人もいたという。
しかし、結局は米国の強引さに押し切られて「有罪」に賛成してしまった。
国際法から言えば、東京裁判は無効なのである。
しかし、東条英機らの軍人被告は全くの「無罪」ではない。
日本の軍事法廷(軍法会議)にかけるべき罪は犯している。
だが、軍が崩壊した日本で軍事法廷は開けない。
出口のない事態だったのであるが、それでも被告たちは「侵略戦争」を認めてはいなかった。
それを「侵略戦争だった」と公式に認めてしまったのが、細川首相と村山首相である。
それによって、日本は近代において唯一の侵略戦争を起こした国家の烙印を押されてしまった。
かつて西ドイツのブラント首相がワルシャワで謝罪したと言われるが、それは、あくまでもユダヤ人虐殺のホロコーストに対してであり、近年オーストリアが戦争責任を認めたと言われていることも部分的な事件に対してのみである。
これは両国が卑怯というべきものではなく、外交上、当然の戦略なのである。
一度認めてしまえば、「侵略国家」の烙印は未来永劫消えず、未来の国民がその非難を受け続けるはめになるのである。
そして、それを消そうと思えば、再度戦争を起こして勝利しなければならなくなる。
第一次世界大戦で敗北したドイツを、世界が、そうして打ちのめ続けた結果がナチスドイツを生んだことを忘れてはいけない。
道義的には認めるべき事でも認めないことが、世界を平和に導く道なのである。
細川、村山両首相の侵略国家発言は、河野談話と並んで外交上の大きな汚点である。
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┃◇韓国の歴史を学ぶ(その1)                  ┃
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韓国の首都ソウルに行ったことがある方はご存知でしょうか。
ソウルの西大門に「独立門」という名の、パリの凱旋門を模した記念の門があります。
韓国の人に「この門は何の記念碑か知っていますか?」と聞くと、ほぼすべてのひとが「日本から独立したことを記念する門だ」と言います。
仕事でソウルを訪れた時、一緒にいた韓国の技術者(というより学者)の人たちも同じように答えました。
そこで、私が「それは違います。これは日清戦争で日本が清國に勝利したことで韓国が独立できたことを記念する碑です」と言ったところ、一斉に「ウソだ」と言われました。
それで「ここを見てください」と柱の一部を示しました。
そこには「1897年11月20日」と建立された日付が刻印されていました。
「韓国が日本から独立したのは1945年です。1897年は日清戦争が終結した年です」と言うと、みな、その日付を覗き込んで黙ってしまいました。
しかも、日清戦争後、日本と清國とが結んだ「日清講和条約(通称『下関条約』)」の第一条にはこう書いてあります。
「清國ハ朝鮮國ノ完全無缺ナル獨立自主ノ國タルコトヲ確認ス因テ右獨立自主ヲ損害スヘキ朝鮮國ヨリ清國ニ對スル貢獻典禮等ハ將來全ク之ヲ廢止スヘシ」
つまり、朝鮮国が独立国家であることを清國が認め、以後、清國に対する貢物などを廃止すると明記されているのです。
当時の朝鮮国にとっては、本当に”うれしい”ことであったのです。
だから、それまで建っていた中国に対する属国の証であった「迎恩門」を壊して、独立を祝う「独立門」を建てたのです。
何しろ「迎恩門」とは、歴代の朝鮮国王が中国皇帝の使者を迎えるために建てられた門だったのです。
だから、1897年のその日は、当時の朝鮮にとっては最高の日だったのです。
しかし、韓国は、国民にそうした歴史を教えないのです。
だから、この門を「日本から独立した記念の門」だと大半の国民が信じてしまっているのです。
私にその間違いを指摘された韓国の仕事相手は黙ったままでしたが、夕食を一緒にした時、困惑した表情で「混乱しています」とだけ言いました。
韓国のウソの教育は、韓国民を傷つけていくだけなのです。
韓国は、日本に対して、年がら年中「歴史を直視せよ」と非難しますが、まずは自国の歴史を直視せよと言いたいです。
そんなわけで、次回から少しずつ韓国の歴史を解説してみたいと思います。
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<編集後記>
8月は、広島・長崎の原爆投下日に続いて、御巣鷹山の日航機墜落の日があり、15日の終戦記念日で終わるという、こう言っては不謹慎ですが年中行事と化した感じがします。
そして「平和」「平和」の連呼です。
もちろん、平和を願う気持ちに異論はありませんが、それをあざ笑うかのような現実です。
人類は、文明を持ち、科学を進歩させてきたことで、原始時代1000万人と推定される人口を70億人まで増やし、先進国では飢餓の恐怖からも開放されました。
しかし、その代償として利益の奪い合いが起き、武器を発達させ、ついに核兵器にまで至りました。
こうした積み重ねを、今の人類は否定できないのではないでしょうか。
単なる反対論で核兵器を無くせるとは到底思えないのです。
<建設ビジネスサロン>
次回のサロンは、9月13日(水)、27日(水)となりました。
少し時間をずらしますが、詳しくは事務局からお知らせ致します。
今回は「建設営業」をテーマに議論させてもらいます。
ご参加をお待ちしています。
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