韓国は狂ってしまったのか?(2)
2020.08.03
金与正の狂気のような悪口雑言は、北朝鮮の苛立ち、焦りであり、韓国の文大統領の「裏切り」に対する糾弾です。
それでも、文大統領を始め、政権与党は、北朝鮮寄りの言動を改めようとはしません。
心底、核を持つ北朝鮮と一緒になりたいのです。
朝鮮戦争で北朝鮮は韓国の民間人を大量に虐殺しました。
しかし、文政権は、そのことには一切言及しません。
反対に、実際にはなかった日本による虐殺を、これでもかとばかり国民に吹き込んでいます。
与党の露骨な教育現場への介入により、年少者や若者に北朝鮮シンパが増えているといいます。
金正恩を英雄扱いする首長すら現れています。
亡国への道を走っているとしか思えない状態です。
経済音痴の文政権はこの先も経済運営の失敗が続き、下落傾向は止まらないでしょう。
さりとて、日本に頭を下げるわけにもいかず、結局、南北統一にすがるしか選択肢がないのです。
この先、半島情勢の不安定化懸念もあって、韓国からの資金流出は増えていくでしょう。
さらに、徴用工問題の現金化が実行されれば、日本が金融制裁を実行する可能性が高まります。
そうなったら、外国資本は一斉に韓国から手を引くという事態になるかもしれません。
結果、経済の悪化は進み、膨れ上がった家計及び企業債務の破綻が相次ぎ、一気に不況が深刻化する恐れがあります。
韓国国民は、自国が直面するリスクの深刻さを十分に理解し、文政権に対するスタンスを変えないと大変な事態に陥るでしょう。
しかし、「現実を直視せず、自分の都合でいいように解釈する」という国民性を考えると、それは難しいかもしれません。
日本は、政治でも経済でも、韓国側の「絶対に謝罪せず常に自分が正しいと主張する」姿勢に散々振り回されてきました。
善意はすべて仇となって帰ってくることを、嫌になるほど経験しました。
日本国としては、腹をくくって、離れたほうが良いでしょう。
最後に、朝鮮日報の金泰勲(キム・テフン)論説委員の言葉を借ります。
「北朝鮮は敗北を認めたことがない。私たちに平和を請うたこともない。むしろ委縮し、恐れているのは私たちの方だ。北朝鮮向けのビラを口実に攻撃するという言葉の爆弾にも恐れおののく大韓民国を北朝鮮はあざ笑っている。民主主義の柱である表現の自由すら放り出してしまった私たちは勝者ではなく敗者だ。こうしたあらゆる兆候がはっきり現れている事実はただ一つ、大韓民国精神の衰退だ。ギボンがよみがえって韓半島(朝鮮半島)の歴史を書いたとしたら、それが『大韓民国衰亡史』になることは明白だ。自由・民主・共和を掲げた建国精神を捨て、一介の低質な王朝の脅迫なんぞに屈従した精神の衰退がその原因だ。」