(3)ギリシャ人は本当の怠け者なのか?
2015.07.06 10:00:00
ここに面白いデータがある。
OECD Statistics(経済協力開発機構・統計)に掲載されている、国別の年間労働時間である。
以下を見て欲しい。
OECD Statistics(経済協力開発機構・統計)に掲載されている、国別の年間労働時間である。
以下を見て欲しい。
国名 一人当りの年間労働時間
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メキシコ:2228
ギリシャ:2042
(途中省略)
日本:1729
英国:1664
ドイツ:1371
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メキシコ:2228
ギリシャ:2042
(途中省略)
日本:1729
英国:1664
ドイツ:1371
OECD加盟国平均:1770
なんと、ギリシャは世界で2番目に働き者の国で、ドイツは怠け者の国である。
統計データは、基礎的条件が同一でないと間違った判断をしてしまうという典型的な例である。
統計データは、基礎的条件が同一でないと間違った判断をしてしまうという典型的な例である。
毎日新聞外信部の福島良典記者のレポートによると、
「ギリシャは、時間当たりの生産性が低い。長時間労働の自営業や中小企業が多く、効率を重視した国際的な競争力のある産業が少ないため、見かけ上の労働時間が上がる」という。
さらに、ギリシャでは、勤務中にシエスタ(昼寝時間)を取るという習慣があるが、これも労働時間に含まれているようである。
もっとも、ギリシャの夏は我々の想像以上に暑く、シエスタを取らなければ倒れてしまうほどだと言われている。
統計データで的確な判断は出来ないようである。
「ギリシャは、時間当たりの生産性が低い。長時間労働の自営業や中小企業が多く、効率を重視した国際的な競争力のある産業が少ないため、見かけ上の労働時間が上がる」という。
さらに、ギリシャでは、勤務中にシエスタ(昼寝時間)を取るという習慣があるが、これも労働時間に含まれているようである。
もっとも、ギリシャの夏は我々の想像以上に暑く、シエスタを取らなければ倒れてしまうほどだと言われている。
統計データで的確な判断は出来ないようである。